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マーク・ロスコ伝記

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没後50周年(2020年)記念刊行!
ジェイムズ・E. B. ブレズリン著
『マーク・ロスコ伝記』

2019 年1月7日発売開始

ジェームズ・ E. B. ブレズリン 著、木下哲夫 訳
Mark Rothko: A Biography
James E. B. Breslin
752頁(カラー図版24点、モノクロ写真 50点)
A5判変形/上製
価格:本体 8,000円+消費税
ISBN978-4-907083-49-6 C0070 1993 年にロスコ初の本格的な伝記として出版されたブレズリン の『Mark Rothko: A Biography』(シカゴ大学出版局)は、25 年 を経た現在も、ロスコを知る上で欠かせない文献として尊重されています。 本書はその日本語版として、没後 50 周年(2020年)を機に刊行されます。


750 ページ超の本書は、ロシアからの移民として苦悩に満ちた幼年期から、画家としての成功と葛藤、1970 年の自殺までを、膨大な資料とロスコを知る人物へのインタヴュー、代表作品の解釈によって委細に再現しています。またロスコのみならず、同時代を生きた画家仲間や画商、キュレーターなど、1940年以降のアメリカ現代美術を形成した多くの人々の交流や軋轢、権謀術数までをも生々しく伝えています。さらには、18紀末から20世紀初めにかけて約200万人がアメリカに移民したというロシア・東欧系のユダヤ人の新天地での暮らしぶりや心理の一端を捉えている点でも、本書の卓越性が伺えます。また、巻末の 100 ページにおよぶ原註は、それ自体が美術史の一級研究資料として貴重な文献と言えます。

「私の絵の前で泣く人々は、絵を描くときに私が持っていたのと同じ宗教的な体験をしているのです。そして、もし、あなた言うように、色彩の関係によってだけ心を動かされるとしたら、それはポイントを外しています」(マーク・ロスコ)

「ブレスリン氏によるロスコの伝記は、1993年の英語版刊行時に大いに称賛されました。綿密な調査に10年近くを費やし、ブレスリン氏はあらゆる手段を尽くしてロスコを理解しようと努めました。父は日々の暮らしを記録することがほとんどなく、手紙のやりとりにも熱心でなく、カメラを毛嫌いし、自分の声や姿を録音、録画することも絶えてありませんでしたから、伝記作家は難儀を強いられたに違いありません」クリストファー・ロスコ(「序文 日本語版に寄せて」より抜粋)

目次
 序文 日本語版に寄せて クリストファー・ロスコ
1 53丁目のパルナッソス
2 ドヴィンスク/ポートランド
3 ニューヘイヴン/ニューヨーク
4 大恐慌時代の出発
5 公共事業促進局に雇われる
6 「総力戦」
7 「『グローバリズム』が視野に飛び込んでくる」
8 「新生活」
9 生命をもち、呼吸するアート
10 ロスコの新たなヴィジョン
11 正当な評価
12 暗い絵
13 シーグラム壁画
14 ロスコのイメージ
15 ハーヴァード壁画
16 ロスコ・チャペル
17 ロスコの大動脈瘤
18 テートへの寄贈
19 ロスコの自殺

マーク・ロスコ Mark Rothko(1903〜1970)
20世紀アメリカを代表する画家。帝政ロシアのドヴィンスク(現ラトビア共和国ダウガフピルス)生まれ。ユダヤ人迫害を逃れて10歳のときアメリカに移住。画家を志してニューヨークで多くの仲間たちと交流し、具象絵画からシュールレアリスムへ、さらに1940年代後半には豊かな色彩による独自の抽象絵画へたどり着く。バネット・ニューマン、ジャクソン・ポロックとともに、1950年代のアメリカ抽象絵画の立役者として活躍、色彩表現の可能性を大きく押し拡げた。1958年から59年にかけてニューヨークのレストランを飾る〈シーグラム壁画〉を手がけたのを機に、大画面に深い精神性をたたえた作品でさらなる新境地を拓くが、1970年に自殺を遂げた。

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