監修:日本サインデザイン協会(SDA)+竹内 誠
発刊:2013年6月27日
定価:2,500円(+消費税)
ISBN 978-4-907083-04-5 C0040

特集 次世代のサインデザイン  防災とまちづくりの視点から

駅や空港、街中、観光地なと?、日常のなかで目にする「サイン」。東京オリンピックや大阪万博を機に、日本の情報メディアとして発展してきたサインデザインは、いま、防災や福祉、まちづくりなどの現場で新たな役割を担いつつあります。今号では、被災地をでの活動や、サインをつかった地域のトータルデザイン、ユニバーサルデザインなど、各地の最新事例を紹介しながら、これからのサイネージのあり方を考えます。

007    基調論文
日本の時代背景とサインデザインの変遷|竹内 誠(SDA副会長、竹内デザイン代表)
018    防災とサインデザイン
SDAの活動をとおして|横田保生(SDA前会長、GKデザイン参事)
024    ユニバーサル・デザイン
多様で複雑な情報を伝えるサインシステム|中村豊四郎(アール・イー・アイ代表)
032    デジタルサイネージ
次世代型サインの可能性|武山良三(富山大学教授、日本サイン学会会長)
040    ピクトグラムとサイン
世界の動向と防災図記号のあり方|児山啓一(アイ・デザイン代表)
048    コミュニティデザイン
福岡市のまちづくりとサインプロジェクト|定村俊満(SDA会長、ジーエータップ代表)
055    海外事例 観光とサイン
ドイツ・ザクセン州の統一サインシステム|田嶋佳子(情報デザイナー)
061    都市景観とサイン
街のアイデンティティを表現する |宮沢 功(元GK設計社長)
068    付録「津波防災サインガイドライン(素案)」

〔ミニ連載〕
080    ヴィンテージ・アナログの世界(7)クラシック音楽と録音技術の歴史3|高荷洋一(エテルナトレーディング)
084    和様の書(2)小野道風「諡号勅書」|恵美千鶴子(東京国立博物館)

〔海外取材〕
088    欧州中部のビオホテル探訪(3)北イタリア タイナースガルテン
ビオ+ウェルネスで質の高い休養を体験させる滞在型ホテル|滝川薫(環境ジャーナリスト)

〔連載〕
096    新連載 ネイチャー・センス(1)気配としての自然を知覚する力|片岡真実(森美術館)
102    動物たちの文化誌(4)妖怪になった動物たち|早川篤(天王寺動物園)
108    EAS サステイナブル・ジャパン(7)日本の宝 嶺岡牧の資源化を!|日暮晃一(NPO法人エコロジー・アーキスケープ)
114    新連載 Art for Humanity(1)ゴームリーとジャコメッリ|倉林靖(美術評論家)

122    海外ニュース
科学キャンプに出かけよう!
|玉田海緒(NGOオブジェクティフ・サイエンス・インターナショナル)