ソーシャル・ウーマン
社会に貢献できるひとになる
著者︙坂東眞理子
発刊:2014年4月12日
価格:1,400円(+消費税)
判型:四六判
頁数:184頁
ISBN 978-4-907083-13-7 C0030
社会に必要とされるひとになるために
「ソーシャル・ウーマン」は、新しい女性像を表す言葉として、『女性の品格』の著者、坂東眞理子・昭和女子大学長が命名しました。これからの女性は、家庭や家族を大事にしながらきちんと自分の仕事をこなし、また、視野を広くもって、よりよい社会づくりに参加していくような生き方が、求められます。それは、男性にも、また企業や日本社会にも必要な視点です。本書は、これからの生き方やあり方を、日本社会のさまざまな課題のなかで考えるソーシャルなエッセイ集。就活に励む学生はもちろん、今を生きる全ての女性、そして、企業、社会的リーダーにも、ぜひ読んでほしい一冊です。就活に必携、社会を読み解く50のキーワードの解説付き!
目次
Part I ソーシャル・ウーマンの時代
一章 キャリアも子育ても
育児休業三年の波紋/妊活/女性医師のキャリア支援/仕事と子育てが両立できる社会を/女性のミッド・キャリア危機/がんばるアメリカのシングル・パパ/サウジアラビアの女性/ノルウェーのパパ・クォーター制
二章 ニッポンの社会力
右傾化社会を防ぐには/社会保障改革は社会改革から/分散型の時代へ/国民負担率を考える/寄付を生かす/これからの環境エネルギー政策/医療保険と死生観
Part II 人材を人財に
三章 ニッポン企業の品格
企業の社会貢献とは何か?/グローバル人材を育てるために/CSRの本分/組織のはじめとおわり/ダイバーシティは経営者から/虚需を排す/不況の時にやるべきこと/イノベーションのジレンマ/男性不況/ソーシャル・ビジネスへの期待
四章 やっぱり教育が大事
事なかれ主義/ひきこもりの国/教育に何が足りないか/教師の世襲/「戦争を知らない子どもたち」ではいられない/教育長の公募/サハ共和国の教育熱/食の循環、命の循環
Part III 新・幸福論
五章 少子高齢化をチャンスに!
イメージ・チェンジ/ユニバーサル・デザインの思想/人口減少社会を受け入れる時/誰が少子化社会を支えるか/家族の絆を支える仕組み/家族経営協定のすすめ/日本をモデルに/高齢化は新しいチャンス
六章 人生の新しいフェーズへ
農業・農村の生きる道/地方に住んで豊かに暮らす/高齢期の新しい生きかた/高齢期のボランティア/おひとりさま社会をどう生きるか/小欲知足/心のDNAを伝える
用語解説